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システムトラブル解決

修理事例

岐阜県岐阜市 パソコン修理・パソコントラブル解決事例

パソコンを知人に譲渡するのでデータを消したいを解決

以前から何度かご依頼いただいているお客様からご連絡があり、パソコンを知人に譲渡したいがデータはどうすれば良いかとのご相談があり対応させていただきました。

パソコンのデータを消去する方法はいくつかありますが、今回のケースではユーザーアカウントの新規作成と削除で対応させていただきました。ユーザーアカウントを削除すると個人データは消全て消えてしまいますので、必要なデータのバックアップをとった後におこないましょう。

まずデータを消す前に新規でローカルユーザーアカウントを作成します。
設定 → アカウント → 家族とその他のユーザー → その他のユーザーをこのPCに追加
と進みます。
このユーザーはどのようにサインインしますか? の画面になったら「このユーザーのサインイン情報がありません」を選択。
アカウントの作成 の画面が表示されたら「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択。
このPCのユーザーを作成します の画面になったら ユーザー名とパスワードを入力すると新しくユーザーアカウントが作成できます。
この時注意点があるのですが、ユーザー名はなるべくアルファベットで入力するようにしましょう。日本語(2バイト文字)にした場合、様々なアプリケーションで動作不良が起こる可能性があります。
またパスワードは空白でも進めることができます。空白の場合はパスワードなしでサインインできる状態となり、パスワードを求められた際も空白のままで進めるとロック解除などが可能です。

新しいユーザーの作成ができたら次はこのアカウントの権限を「管理者」に変更します。
設定 → アカウント → 家族とその他のユーザー と進み先ほど作成したアカウントを選択。
アカウントの種類の変更を選択し 「標準ユーザー」と表示されているドロップダウンリストから「管理者」を選択しOKボタンをクリック。先ほどの家族とその他のユーザー画面でアカウント名の下に管理者と表示されていれば管理者ユーザーへの変更は成功です。

次に既存アカウントを削除するのですが、もし顔認証などの生体認証を使用している場合は生体認証を解除してください。アカウント削除後も生体認証画面が表示され続けるトラブルの防止です。
それでは既存アカウントからサインアウトして、新しく作成したアカウントでWindowsにサインインしましょう。
初期設定を完了すると新しいユーザーの真っ新なデスクトップ画面が現れます。

コントロールパネル → ユーザーアカウント → 別のアカウントの管理 と進み既存のアカウントを選択します。左側に表示されているメニューから アカウントの削除 を選択。
〇〇 のファイルを保持しますか? の表示になるので、「ファイルの削除」を選択。
※ファイルの保持を選択するとアカウントは削除されますが、個人データは残されます。
〇〇 のアカウントを削除しますか? の表示になるので、「アカウントの削除」を選択。
これで既存のユーザーアカウントと個人データが削除されます。

この方法ではアプリケーションデータは削除されませんので、アプリケーションは残ったままで使用することが可能です。Userフォルダ以外(Cドライブ直下など)にデータを保存していた場合、この手順ではデータが削除できないので注意してください。
信頼できる知人や家族にパソコンを譲渡する場合は、この手順でのデータ消去で良いかと思います。もし知らない人に売却する場合であればストレージデバイス(HDDやSSD)を交換してから売却することをお勧めします。