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システムトラブル解決

修理事例

岐阜県岐阜市 パソコン修理・パソコントラブル解決事例

OneDriveのトラブル解決事例

USBにOneDriveを入れてしまった。データをデスクトップに移動したりできなくなったので何とかして欲しいとのご依頼です。

お電話で内容を伺っただけでは症状が判然としない状況でしたが、お伺いして確認してみると
Windowsが起動してデスクトップを表示しようとした時点でエラーが表示されました。

タイトルは「場所が利用できません」となっていて内容は
F:\OneDrive\Desktop は利用できません。このPC上の場所を指している場合は、デバイスやドライブが接続されているか、またはディスクが挿入されているかを確認してから、やり直してください。ネットワーク上の場所を指している場合は、ネットワークやインターネットに接続しているかどうかを確認してから、やり直してください。それでもその場所が見つからない場合は、その場所が移動または削除されている可能性があります。
とのこと

表示されているデスクトップ画面にはゴミ箱などの最低限のアプリが表示されており、新規ユーザープロファイルでサインインした時のような簡素な状態。タスクバーにはアプリが何もピン止めされておらず、デフォルトで表示されているはずのファイルエクスプローラーやマイクロソフトエッジなども表示されていません。

USBにOneDriveを入れてしまったとお伺いしていたので、該当のUSBフラッシュメモリを接続してみたところ、デスクトップ画面にいくつかのアプリケーションやEXCELなどのファイルが表示されました。

本来Cドライブ(内蔵ストレージ)に設定されるはずのOneDriveの同期先がUSBドライブ(外付けストレージ)に設定されてしまったためにこのような状態になってしまったと思われます。

一旦、OneDriveとPCのリンクを解除して、再度、Cドライブ内のOneDriveとリンクするように設定。
USB内のOneDriveフォルダは間違いのもとになりそうなので削除してOneDriveの処理は完了。
デスクトップのpathが見えなくなってしまったために生じたと思われるタスクバーの異常についてはデフォルトアプリケーションをピン留めして、デフォルトに近い環境にしてトラブル解決となりました。

OneDriveは大変便利なアプリケーションですが、少し間違えると厄介なアプリケーションになってしまうようです。またクラウドストレージという仕組みを理解するのは難しく、何かわからないままに利用している方も少なくないように感じます。
OneDriveに限らずクラウドサービスでどうしてもトラブルが解消できないようであれば専門家に相談していただくと良いかもしれません。