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システムトラブル解決

修理事例
HP Z6 G4 Workstation

岐阜県各務原市 パソコン修理・パソコントラブル解決事例

SSDの交換取り付けをしたが起動しないトラブル解決

SSDを別のパソコンに取り付けたら起動しなくなった、前のパソコンに取り付け直すと起動できる。新しいパソコンを使えるようにして欲しいとのご依頼です。

元々使用していたパソコンはHPのデスクトップパソコン「HP Z800 Workstation」
CPU:Xeon X5570。ストレージ:SSD 500GB + HDD 1TB。メモリ:96GB。グラフィック:Quadro M4000。というスペック。
このSSDとHDDを新しいパソコンに移設したいが移設してもWindowsが起動しないとの事。
新設のパソコンは中古で購入したというHPのデスクトップパソコン「HP Z6 G4 Workstation」
CPU:インテル® Xeon® Gold 6226R プロセッサー。メモリ:128GB。グラフィック:NVIDIA RTX A4500。というスペック。
3D CADを処理するためにハイスペックなパソコンが必要で用意したそうです。

先ずはZ800からSSDとHDDを取り外して、Z6に取り付けします。Z800はカセット式でSSDを取り付けるタイプだったため移設にはSATAケーブルが必要となります。
取り付けを済ませて電源を投入するとBIOSは起動してSSDも認識しているのですがWindowsが起動してこないという状態。
BIOS設定を一度デフォルト設定に変更して再度挑戦しましたがやはりWindowsは起動しません。
BIOSの設定を再度見直していき、BootモードをUEFIからレガシーに切り替えてみたところWindowsが起動。
HDDも取り付けて無事にトラブル解決となりました。

今回のケースはOS(Windows)が入っているドライブのファイル形式とBIOSのBootモードが異なっていたためにOSの起動ができなかったパターンです。
UEFIモードはGPTファイル形式を使い、レガシーモードの場合はMBRファイル形式を使用します。
ストレージデバイスをフォーマットする際に、パーティションスタイルをMBR(マスターブートレコード)にするかGPT(GUIDパーティションテーブル)にするか選択するのですが、今回のOS起動ディスクであるSSDはMBRでフォーマットされたものだったようです。
古いパソコンはレガシーモードが一般的だったためMBRが使用されていると思います。また古いパソコンの中にはUEFIがサポートされていないものもあります。新しいパソコンではUEFIが主流となっているためGPTが採用されていると思います。今回のように古いパソコンから新しいパソコンに起動デバイスを移設する場合はBootモードに注意する必要があります。