パソコンサポート田中です。
今回は富士通のデスクトップ一体型(All in One)
ESPRIMO FH90/E2(FMVF90E2B)の分解・SSD換装を行いましたのでご紹介します。
OSが起動しない
ご相談は「OS(Windows)が起動しなくなった」という内容
ご訪問して拝見したところ、自動修復表示のままWindowsの起動に至らない状態となっていました。
診断させていただいたところ、OS起動ディスク(SSD)の読み込みが非常に不安定な状態となっており、SSDの故障と診断させていただきました。幸い大切なデータはOneDriveに保存されていることが確認できましたので、新品のSSDへの換装並びにOSクリーンインストールでOneDriveからデータの復旧で受注となりました。
ESPRIMO FH90/E2(FMVF90E2B)分解
参考までに分解の手順をご紹介させていただきます。
先ずは背面のネジを全て外していきます。赤丸と黄色丸の箇所にネジがあります。
ネジを外したら下部のパネルを上にあげるようにして外します。
次に最初の画像の赤い矢印の部分を手前に引くようにしてカバーを外します。
ここまで進んだら次にピックなど利用して背面パネルを外していきます。上部から外していくと外しやすいかと思います。
背面パネルを外すと、このようにマザーボード等が露出します。くれぐれも静電気に気をつけて作業をしていきましょう。
左の画像が今回交換するSSD部分です。Optaneメモリー対応のSSDとなっておりましたが、今回お急ぎのご依頼でしたので、直ぐに入手できるOptane非対応のSSDへ換装しました。
真ん中の画像は内臓HDD、右の画像はメモリーとなります。今回の作業の対象ではありませんが参考までに画像を掲載しておきます。
分解・部品交換後の作業
SSDを換装後はOS(Windows11)をクリーンインストールして、初期設定を行います。
マイクロソフトアカウントを設定してOneDriveの設定を行ったところ無事にデータを復元することができました。残念ながらアプリケーションは全て消えてしまっているので、必要なアプリケーションのインストール作業が必要です。アプリケーションのインストールはお客様がされるとのことで、ここで作業完了となりました。